乙女の書庫。

見たり読んだりしたものの覚え書き。

同人誌を処分するにはどのお店がいいのか問題

 

この前、同人誌をたくさん処分したので、その備忘録を書いておきます。

私は、同人誌を処分するのは専ら「古書店に売る」派なのですが、前から謎だったのが、どの古書店が1番高く買い取ってくれるのか?ということです。直接お店に行き何軒も回る時間的余裕があれば、各店の査定額を聞いて1番高いお店に売るということも可能ですが、何十冊というレベルになってくると重くて何軒も回るというのは現実的じゃないですよね。郵送で査定してもらっても、送り返してもらうには送料がかかるので、送っては返してもらって…というのを何回もするのは難しい気がします。

というわけで、いつもはまんだらけに直接持ち込んで処分していました。まんだらけに行く理由としては以下のとおりです。

  • 家から近い(これが1番大きい理由)
  • K-BOOKSほど本の状態に厳しくない印象(K-BOOKSは新品同様の綺麗さの本しか買い取ってもらえなかった経験有り。すっごい昔なので今は違うかもしれませんが)
  • ホームページなどで高価買取表が公開されており、それが細かく多岐に渡る

    まんだらけ 買取情報

でも、最近、通販で駿河屋を利用する機会があり、興味本位で駿河屋の「あんしん買取」(現物を送る前にだいたいの査定額がわかるサービス)でまんだらけで買取不可だった本の査定額を調べてみたところ、駿河屋では値段がついている!しかも、まんだらけでは0円だったのに駿河屋では100円!という衝撃的な体験をしたので、駿河屋も処分先として検討することにしました。

買取TOP|通販ショップの駿河屋

今回は、駿河屋とまんだらけの両方に査定を出してみて、高い査定額の方へ売ることにしました。

まずは駿河屋で査定額を確認!

駿河屋の「あんしん買取」は正式な査定を申し込む前に、ホームページで現在の各本の査定額を見ることができます。その査定額をメモしました。

今回私が売りたい本は97冊。そのうち、値段がついた本は45冊。値段がわからないもの(メールで問い合わせしないと値段がわからないものや本の登録が無いもの)や0円のものは43冊でした。合計8506円。

あくまでもこの時点での査定額は美本の値段なので、実際に査定されたら状態の悪いもの(日焼けやシミ、傷など)は減額される可能性があります。

まんだらけにやってきたぞ!

97冊をキャリーに入れてまんだらけに行ってきました。正直、重すぎて心折れそうになりました(笑)。

まんだらけでは、私の目の前で1冊1冊査定してくれて、その場で値段やその理由も口頭で説明してくれます。私はメモしてきた駿河屋の査定額と見比べて、駿河屋の査定額より高いものだけ売ることにしました。

半分ぐらい値がついて、その中から実際に売ったのは35冊、合計5640円でした。全体の約4割はまんだらけの方が高かったという計算になります。

まんだらけでは、査定した本全部の合計の査定額を教えてもらえず(聞けば教えてくれたのかもしれませんが、私が失念していたので…)実際に買い取った物の合計冊数、合計金額のみ書いた紙を受け取りました。なので、全体の合計金額では、駿河屋とまんだらけのどちらが高かったのかはわかりませんでした。売りに行った時は「高い方に売ろう」程度にしか思ってなくて、blogに書くつもりがなかったので、ツメが甘くてすみません…!

また、まんだらけでは実際に商品を見て査定しているので、当然状態が悪いものはその場で減額されるので、駿河屋の事前の査定額より安くなる可能性はあります。

駿河屋に正式に査定してもらうぞ!

まんだらけで値がつかなかった物、まんだらけより高い査定額の物の合計62冊を正式に駿河屋の「あんしん買取」に申し込みました。今回の査定額は、8856円(値がつかなかった本9冊を含む)。

事前の調べでは97冊で8506円だったのに、今回は62冊で8856円。事前に調べたものより高くなってる??どういうこと?

よくよく各本の査定額を見てみると、事前の調べでは登録がなかったので査定額がわからなかった本に値がついています。「メールで問い合わせ」という扱いで査定額がわからなかったものにも値がついています。これらの理由で高くなったのかと思われます。

あと、駿河屋で値がつかなかった本をまんだらけでけっこう買い取ってもらえたのかな?

駿河屋に荷物を送って、実際に査定してもらうぞ!

はい。長い道のりでしたが、やっと残った全てを駿河屋に送りました。実物を見て、状態に難があるものは、査定額より減額されます。

私は物の扱いが雑なので、まんだらけだとけっこう減額されます。雑と言っても「中古ならこのぐらいしょうがなくない?」と思う程度のちょっとした傷や角の潰れぐらいなのですが…。

それが駿河屋からの最終的な査定では…なんと減額0!全部最初の査定額と変わらない額で買い取ってもらうことになりました。まんだらけでは「日焼けしてるので〜」と言われた本も査定額変わらず。本当にいいの?

というわけで、最終的な結論!

まんだらけ駿河屋ではどちらが高く買ってくれるのか…ツメが甘かったこともあり、どちらが総額で高かったのかはわかりませんでした…。す、すみません…。

ただ、一概にどちらのお店の方が高いということはなく、本によってはまんだらけの方が高い本もあるし、駿河屋の方が高い本もあります。例として、まんだらけでは500円の本が駿河屋では1000円、逆に駿河屋では300円の本がまんだらけでは700円ということがありました。

もし、私のように持ち込める古書店が近くにある場合は、このように古書店駿河屋の両方調べて、各本ごとに査定額が高いお店に売った方が結果的には得するように思います。事前の駿河屋だけの査定額では8506円だったのが、まんだらけ5640円+8856円=14496円になりましたから。

番外編:古書店へ持ち込む時のアドバイス

古書店へ同人誌は何回も持ち込んでいるので、持ち込む時の簡単なアドバイスを書いて終ります。

1.事前に高価買取表をチェックすべし

ホームページで公開されている高価買取表はチェックした方がいいです。なぜなら、店員さんが高価買取表に載っている本を見逃したり気づかなかったりすることがあるからです。その場で指摘しないと、値がつかなかったり安い査定額になってしまうこともあるので、事前に把握して、表と違う査定額だったらどんどん指摘しましょう。

2.今回買い取って貰えなくても次に買い取って貰えることもある

古書は人気や在庫によって値段が変わる生ものです。2ヶ月前に値がつかなかった本が今回は値がついたというようなことはよくあります。値がつかなくてすぐに処分は惜しいな…と思っているような本でしたら、今回は持ち帰り次回にまたチャレンジしてみるのも手です。

3.本はなるべく綺麗な状態にしよう

同人誌によくあるPP加工は、ちょっとした汚れなら拭けば落ちます。そのちょっとした汚れで査定額が変わってしまうこともあるので、落とせる汚れは落としてから持ち込んだ方がいいです。同人誌は薄いので、変な置き方をしていると反ってしまうことがありますが、それも平置きして重い物を上に乗せたりして、反りを直してから持ち込みましょう。