乙女の書庫。

見たり読んだりしたものの覚え書き。

感じたのは圧倒的な孤独。『ムーンライト』

4月1日に『ムーンライト』を見てきました。

感想を書くのが遅くなってしまった…。

ラストについて言及があるので、ネタバレ注意!

moonlight-movie.jp

今、公式サイトのトップページで流れる予告を見ると、いかにも恋愛ものっぽい編集になっているのですが、私が見る前はこんなにわかりやすい予告ではなくて、イマイチどういう話なのかわからないまま見に行きました。

事前にわかっていたのは、主人公は黒人で男性に恋するということぐらい。あと、アカデミー作品賞受賞。

で、実際に見ても、一言では表しにくい映画だな…というのが正直な感想です。たしかに恋愛しているけど、それだけでもなくて。難解というか、見ている人に委ねられている映画と言うか。

タイトルにも書きましたが、私が感じたのは圧倒的な孤独。親はろくでもなくて、自分は他人とは違うみたいで、学校ではつまはじきにされて。

孤独。孤独。孤独。それだけは伝わってきました。

 

 

 

以下ネタバレ。

 

最後、主人公・シャロンが唯一心を寄せていたケヴィンと寄り添うシーンで終わります。これってハッピーエンドなんですかね?

私には、そうは思えませんでした。二人でいるのに、やはり孤独な気がする。この先、二人が上手くやっていくようにも思えなくて。けっきょく、人間は一人なんだなぁ…なんて感じてしまいました。