乙女の書庫。

見たり読んだりしたものの覚え書き。

名も知れぬ戦士の物語。「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

新年1発目の映画は「ローグ・ワン」。

 

この作品を一言で表すなら、「名も知れぬ戦士の物語」。

(あくまでも、私の視点で、です。)

 

この映画では、役名も出てこないようなたくさんの戦士たちが活躍する。

その、一人一人の手によって、歴史は繋がっていくのだ。

 

歴史に名が残るのは、一部の人々かもしれない。

だけれども、実際に歴史を動かしているのは、無名の人々だ。

 

これは、物語の中だけではなく、現在の世界にも通じること。

戦争だって兵士たちがいなければ勝てないし、政治だって選挙運動してくれる人や投票してくれる人がいなければ当選しないし(独裁政治は別かもしれないけど)、会社だって社員がいなければ回らない。

名も知れぬ人々の働きがあって、世界は動いていく。

そんなことを強く感じた映画だった。

 

 

 

 

 

 

以下余談。

 

この作品は、タイトルからもわかるとおりスター・ウォーズのスピンオフ。

さして興味はないのに、エピソード1〜4、7を見ているので、なんとなく今回も見てしまった。

事前の知識も「エピソード4が始まる前の10分前(15分だっけ?)の話」程度しかなかったので、何の期待もなかった。

 

ストーリーの最初から中盤にかけても、個人的にはあまり盛り上がりも無く、正直なところ少し退屈だった。

 

しかし、ラストの怒濤の数十分間に痺れた。

私が今まで見たスター・ウォーズシリーズの中で、この数十分が1番心に残ったかもしれない。

是非是非最後まで見てほしい。